2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

国立劇場小劇場 文楽九月公演第二部(その1)

一番興味深かったのは、和生さんの橘姫と勘十郎さんの身分の違い。和生さんの橘姫は位取りが高く、今回四段目はなかったけれども、明らかに雛鳥よりも位が高く、気品ある姫だった。橘姫は、一見、お三輪ちゃんから求馬を横取りするように見えるけれど、姫戻…

国立劇場小劇場 文楽九月公演第一部

面売りおしゃべり案山子(玉佳さん)と面売り(勘彌さん)の二人の踊り。活躍するのは面売りで、娘の面売りが様々な面を付けて面にあわせた踊りを踊る。曲が変化に飛んでいて面白い。文楽の音楽といえば短調で、明るい雰囲気のものでも郷愁や切なさをスパイ…