2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

私だけの幻の九段目

仮名手本忠臣蔵の九段目の山科閑居は、難曲で、特別なものとされ、葵大夫のホームページ(こちら)によれば、「おこがましくも相勤め」と挨拶を入れることが習慣となっている由。観客にも緊張感を強いられる段で、色々と逸話の多い段である。で、ふと畏れ多…

国立博物館 平常展 特別陳列 蘭亭序

東洋館第8室 2008年3月4日(火)〜2008年5月6日(火・休) http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=5132 永和九年(353年)の春、王義之(おうぎし)が蘭亭(らんてい)で曲水の宴(3月3日に、庭園を横切る曲がりくねった川に杯を流…

出光美術館 柿右衛門と鍋島 ― 肥前磁器の精華 ―

会期: 2008年4月5日(土)〜6月1日(日) http://www.idemitsu.co.jp/ 有田焼、伊万里が好きなので、楽しみにしていた。その中でも、鍋島は大好きだ。陶磁器の最高峰と言いたくなる。京焼に比べれば遊びの要素が少なくて、真面目一徹なのが、玉に瑕であり、…

国立能楽堂 定例公演  御茶の水 歌占

狂言 御茶の水(おちゃのみず) 山本則直(大蔵流) 能 歌占(うたうら) 清水寛二(観世流) http://www.ntj.jac.go.jp/performance/1773.html この日は、春の嵐に雨のおまけつき。その日の朝、道に出てみたら、桜の枝先に少し残っていた花も、きれいさっぱ…

国立文楽劇場 文楽4月公演 第2部

関西元気文化圏共催事業 文楽4月公演 ◆第2部 日吉丸稚桜(ひよしまるわかきのさくら) 駒木山城中の段(こまきやまじょうちゅうのだん) 作: 近松柳、近松万寿、近松梅枝軒 初演:享和元年(1801年)10月4日 大阪北堀江市の側の芝居 桂川連理柵(かつらが…

国立文楽劇場 文楽4月公演 第1部

関西元気文化圏共催事業 文楽4月公演 ◆第1部 競伊勢物語(はでくらべいせものがたり) 玉水渕の段(たまみずのふちのだん) 春日村の段 作:奈河亀輔 初演:安永4年(1775年)4月 大坂嵐座(歌舞伎) 4月または5月 大阪豊竹定吉座(人形) 勧進帳 初演:明…