2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

紀尾井小ホール 清治 近松復曲三夜 第二夜

事前に「津国女夫池」の詞章を岩波の新日本古典文学大系「近松浄瑠璃集 下」で見つけたのでざっと読んでみたところ、かなり面白く、賞賛する気満々で馳せ参じた。実際に素浄瑠璃としてかかると思っていたよりもっと面白く、大変楽しかった。人間関係が若干入…

関根祥人師の訃報

webニュースで関根祥人師の訃報を知りびっくりした。私は今年の2月に国立能楽堂の普及公演で拝見した関根祥人師の浮舟がとても素晴らしかったので、また近いうちに祥人師のおシテを見てみたいと楽しみにしていた。けれども、急な訃報で、「また近いうち」は…

五島美術館 「書跡の美」

五島美術館 書跡の美―古写経・古筆・墨跡 2010年5月15日〜6月20日 6月20日で終了してしまったけど、五島美術館の「書跡の美」展と講演についてのメモと感想。 五島美術館というと、思いつく筆頭は「源氏物語絵巻」や「紫式部日記絵巻」、光悦&宗達の「鹿下…

国立能楽堂 定期公演 伯母ヶ酒 玄象

定例公演 伯母ヶ酒 玄象 狂言 伯母ヶ酒(おばがさけ) 野村小三郎(和泉流) 能 玄象(げんじょう)窕(くつろぎ) 木月孚行(観世流) http://www.ntj.jac.go.jp/performance/3219.html 狂言 伯母ヶ酒(おばがさけ) 野村小三郎(和泉流)都合により拝見で…

サントリー美術館 国立能楽堂コレクション展「能の雅(エレガンス) 狂言の妙(エスプリ)」

開場25周年記念 国立能楽堂コレクション展「能の雅(エレガンス) 狂言の妙(エスプリ)」 会期:2010年6月12日(土)〜7月25日(日) 1.能面、 2.能装束 3.特別展示 桃山時代の能装束、加賀前田家の能装束 4.狂言面 5.狂言装束 http://www.suntory.co.…

国立能楽堂 普及講演 入間川 梅枝

解説・能楽あんない 楽器に込められた想い 増田 正造 狂言 入間川(いるまがわ) 茂山七五三(大蔵流) 能 梅枝(うめがえ) 粟谷能夫(喜多流) http://www.ntj.jac.go.jp/performance/3218.html 「梅枝」は類曲の「富士太鼓」に比べて上演がまれだそうだけ…

喜多六平太記念能楽堂 二人の会 邯鄲 蝉 當麻(その2)

「二人の会」のメモのつづきです。能 當麻 塩津哲生師 前々から観てみたかった「當麻」。去年の春、鶴岡八幡宮の敷地内にある鎌倉国宝館で光明寺(鎌倉市)の「当麻寺縁起絵巻」(国宝)を展示していて観に行ってなかなか面白かったので、絵巻の世界がどうお…

輪王寺両大師の御車返の桜問題

他にも山ほどメモっておきたいことがあるのだが、どうしても忘れてしまう前に書いておかねば気が済まず、今更ながら輪王寺両大師の御車返の桜について。 上野の東京国立博物館の向かって右側に寛永寺の両大師というお寺があって、そこに「御車返の桜」という…

喜多六平太記念能楽堂 二人の会 邯鄲 蝉 當麻(その1)

香川靖嗣 塩津哲生 第二十五回 二人の会舞囃子 邯鄲 香川靖嗣 狂言 蝉 野村万蔵 能 當麻 塩津 哲生 香川靖嗣師も塩津哲生師も好きなので、前から「二人の会」は拝見してみたかったのだけど、他の予定とバッティングしたりしてお伺いできなかった。今回はお能…

三井記念美術館 特別展 江戸を開いた天下人 徳川家康の遺愛品

特別展 江戸を開いた天下人 徳川家康の遺愛品 会期:2010年4月14日(水)〜6月20日(日) 1章 「江戸を開いた天下人 徳川家康とその一生」【展示室4】 2章 「家康所蔵の茶道具 名物道具と手沢品」【展示室1〜2】 3章 「交易と究理へのまなざし」【展示室5…