2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

国立博物館 特別展「対決−巨匠たちの日本美術」

創刊記念『國華』120周年・朝日新聞130周年 特別展「対決−巨匠たちの日本美術」 平成館 2008年7月8日(火)〜8月17日(日) ■ 運慶 vs 快慶 —人に象る仏の性— ■ 雪舟 vs 雪村 —画趣に秘める禅境— ■ 永徳 vs 等伯 —墨と彩の気韻生動— ■ 長次郎 vs 光悦 —楽碗に競…

大阪市立東洋陶磁美術館「中国工芸の精華 沖正一郎コレクション−鼻煙壺(びえんこ)1000展」

受贈記念特別展「中国工芸の精華 沖正一郎コレクション−鼻煙壺(びえんこ)1000展」 《同時開催》 特集展 「古染付の魅力」 平常展 安宅コレクション中国・韓国陶磁、李秉昌コレクション韓国陶磁、日本陶磁 会 期 : 平成20年7月19日(土)〜9月28日(日…

国立文楽劇場 夏休み文楽特別公演 第1部 親子劇場 西遊記〜悟空の冒険〜

◆第1部 親子劇場 山田庄一=作/持田宗周=演出/竹澤団七=作曲/望月太明藏=作調 西遊記〜悟空の冒険〜 閻魔王宮の段 桃薗より釜煮の段 火焔山より芭蕉洞の段 祇園精舎の段 http://www.ntj.jac.go.jp/performance/1912.html いやはや、親子劇場なんて、…

大阪松竹座関西・歌舞伎を愛する会 第十七回 七月大歌舞伎

昼の部 一、春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ) 二、片岡十二集の内 木村長門守(きむらながとのかみ) 血判取 三、伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ) 花水橋 御殿 床下 対決・刃傷夜の部 一、一谷嫩軍記 熊谷陣屋(くまがいじんや) 二、黒手組曲…

国立能楽堂 定例公演 太子手鉾 松風

狂言 太子手鉾(たいしのてぼこ) 松田高義(和泉流) 能 松風(まつかぜ) 寺井良雄(宝生流) http://www.ntj.jac.go.jp/performance/1785.html 太子手鉾太子とは聖徳太子のこと。また、手鉾とは、武器の矛(ほこ)の一種で、狂言の中では長い棒の先に刀の…

retrospective 地謡

この前、東博で見た「能狂言絵巻」が、気になっている。この絵巻には、地謡の人が、地謡座に12人、後座の囃子方後方に10人近くいた。もし、この人達が全て地謡なら、私にとって理想的なフォーメーションとなる。どういうことかというと、お能のチケットを買…

国立能楽堂 普及公演  悪太郎 葵上

解説・能楽あんない 御息所の矜恃と愛 馬場あき子狂言 悪太郎(あくたろう) 大藏吉次郎(大蔵流)能 葵上(あおいのうえ) 梓之出・空之祈(あずさので・くうのいのり) 谷村一太郎(観世流) http://www.ntj.jac.go.jp/performance/1784.html 今日はいまい…

渡海屋銀平の行く末

義経千本桜の二段目の前段は、「渡海屋」という題で、平知盛の仮の姿、渡海屋銀平の営む廻船問屋の名前からきている。実際、貨物や旅客等を海路で運搬する船を渡海船といい、そのような生業の者を渡海屋といったらしい。 一方、渡海という言葉には、もっと仏…

7月歌舞伎鑑賞教室「義経千本桜」

竹田出雲・三好松洛・並木千柳=作 中村富十郎=監修 義 経 千 本 桜 一幕 国立劇場美術係=美術 河連法眼館の場 http://www.ntj.jac.go.jp/performance/1872.html 今年2月に観た文楽版四の切もある程度覚えていたので、見比べてみることができて面白かった…

東京国立博物館 「フランスが夢見た日本―陶器に写した北斎、広重」&「平常展」

日仏交流150周年記念 オルセー美術館コレクション特別展 「フランスが夢見た日本―陶器に写した北斎、広重」 http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=D01&processId=02&event_id=5558&event_idx=1&initdate=2008/06/01&dispdate=2008/07/06平常展 http:/…

どうも昔の人は、「砧(きぬた)」という言葉に風情を感じたらしい。 本来、お洗濯の一工程だから実際は年中やっていたのでしょうが、秋の夜から明け方にかけての時間帯、京に住む妻が遠くに遠征している夫を想いながら、寂しさ4割・恋しさ6割で打つのが、古…

さて…

突然ですが、何度見ても読み方を忘れてしまう漢字というのがありますよね? 私は、今日も、正にその漢字に遭遇した。さっと緊張が走ったが、案の定、読み方を思い出せない。ここで思い出せなかったら、アルツかも!…と、自分自身にプレッシャーをかけてみた…

由良之助の謡うは

仮名手本忠臣蔵の七段目に、力弥が密使として顔世御前の手紙を一力茶屋にいる由良之助に渡すシーンがある。そこで由良之助が「他に御口上はなかつたか」と問うと、力弥が「敵、高師直」と言いかける。すると、由良之助が力弥の言葉を誤魔化し「コリヤ、敵と…