2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

赤坂区民ホール 赤坂文楽

千穐楽翌日の赤坂文楽。昨年までは2月の赤坂文楽は勘十郎さんと玉男さんのコンビでしたが、玉男さんはのお出ましはなしでした。 第一部第一部は勘十郎さんのお話。行く前は、勘十郎さんお一人でお話ではそんなに長くはお話しにならないだろうし、奥庭狐火の…

国立劇場小劇場 2月文楽公演 第2部

「曽根崎心中」はもう、いろんな床・人形のバージョンで脳内再生できるし、なんなら杉本文楽とか、ロック曽根崎心中とか、後日談(?)の其礼成心中だって脳内再生できるし!と思っていましたが、何だかんだ言っても、いざ実際に観てみると、何度聴いても心…

国立能楽堂 2月企画公演 蝋燭の灯りによる 謡講 八島

おはなし 庶民のたのしみー謡講ー 謡講は今回で3回目とか。いつもどんなものか観てみたいと思っていたが、そもそもチケット発売日にチケットを買えなかったりして、今まで観たことがなかった。実は今回も買えなかったが未練がましくチケットが戻っていないか…

国立能楽堂 2月普及公演 呂蓮 葵上

月間特集が「近代絵画と能」というもので、この日は植村松園の「焔(ほのお)」と金剛流の「葵上」の組み合わせ。国文学研究資料館教授の小林健二先生の解説。 小林先生が紹介した松園の「焔」制作エピソードが興味深かった。松園はそのエッセイ『青眉抄』の…

国立劇場 2月文楽公演 第1部

昨年12月の忠臣蔵に引き続き、50周年記念公演と銘打たれた公演で、近松特集です。改めて近松の大きさを感じました。平家女護島 六波羅の段、鬼界が島の段、船路の道行より敷名の浦の段2月公演の演目のうち、私の中で物語として一番面白かったのは、『平家女…

国立劇場 2月文楽公演 第3部

冥途の飛脚 淡路町の段、封印切の段、道行相合かご「淡路町の段」は近松の狂言の中でも特に大好きな段です。当時の大坂の飛脚屋の活気にあふれる情景や、当時の若い旦那衆の友情や日常がいきいきと活写されているから。口は松香さんのはずだったけれど休演で…

紀尾井小ホール 紀尾井江戸邦楽の風景 奥女中

紀尾井ホールの「江戸 邦楽の風景」第十五回。渡辺保先生のお話は聞けず残念。文楽からは『加賀見山旧錦絵』より「鶴が岡草履打の段」。以前、紀尾井ホールの「女流義太夫の新たな世界」という企画公演で、女義の駒之助師匠と文雀師匠のお初、和生さんの尾上…