2010-09-26から1日間の記事一覧

歩むに暗き、くれ竹の

文楽の「妹背山婦女庭訓」の「道行恋苧環」は、詞章だけ読んでも本当に名作だ。掛詞、縁語が随所にあるし、連歌的な詞の連想によって次々と展開していく情景に幻惑させられるし、謡曲や和歌からキーワードとなる歌詞(うたことば)を数多く引いていて、「妹…