新しき年の始めの初春の

新しき年の始めの初春の今日降る雪のいや重(し)げ吉事(よごと)


この歌は、私の大好きな大伴家持の歌の中でも特に好きな歌のひとつで、家持が天平三年(759)の正月一日に詠った歌です。万葉集の巻第二十(最終巻)の一番最後を飾る歌(四五一六)でもあります。


この歌のことばのように、皆様の新しい年が吉事の重げき年になりますよう、お祈り申し上げます。